WordPress リビジョン管理
今回はWordPressの便利情報、 WordPress リビジョン管理 プラグインを紹介します。
WordPressにはデフォルトで過去の記事を履歴として残す リビジョン管理 機能があります。
2017/8/10 追記しました。追記にあるように 簡易な管理 なら追記の方法で十分でした。
修正前のものをきちんと残しておきたい場合は、追記の方法ではできません。プラグインで管理してあげる必要があります。
リビジョンとは
WordPress の記事を書いていると、下の方にリビジョンが表示されていることに気付きますよね?
記事をある タイミング で保存し、後から見たときにいつの時点でどのような 変更 や修正 を掛けたかを 確認する機能 です。
WordPress リビジョン管理
上のように、いつも知らないうちに溜まってます。
30個くらい溜まってたこともありました^^;
そもそもリビジョンとは、修正作業等の変更を表す改訂番号のことです。例えば誤字脱字の修正を行ったときにリビジョンの値を上げて記事をリリースします、でリリースした記事がいつリリースされたか? どのように修正されたか?などを(古い記事を保存じて)確認できるようにしているデータです。
先ほども書きましたが、 WordPress も デフォルト でリビジョン管理機能を持っています。
WordPressのリビジョン管理とは
WordPressのリビジョン管理は、以下のような時にリビジョンを作るようです。
・下書き保存をした時
・下書き中の記事を変更してプレビューした時
・記事を公開した時
・公開した記事を変更し、最初に「自動下書き保存」した時
・公開した記事の変更をプレビューした時
・公開した記事を更新した時
・ゴミ箱に記事を移動した時
・ゴミ箱から記事を戻した時
これらの操作でほぼ自動でリビジョンが作成され管理されています。
ちなみに、 WordPress には リビジョン を 比較する機能 や 復元する機能 も付いています。
私はこの機能を「へぇ~」って思って見たいただけで、実はほぼなにも使っていません。
これだけ細かく管理する必要があるのかは個人の見解に依るでしょうが、個人的なブログであれば必要ないと思います。
商売でやってる人には履歴はあった方が良いのでしょうが。
私のような人も多いのでは。。。と。
リビジョン管理の問題点
問題点と言うほどの問題点も実は無いのですが。。。
・データベースのデータ量が少し増える、それに合わせて少し重くなる。
・パーマリンクの番号が増える。
・下にだらだらリビジョンが有ってなにこれ?ってなる。
私はリビジョン管理を見るたびに、不要なデータは要らないから作らない方が良いのではと思ったり、まぁ、作っても良いけどだらだら表示しない程度にデータ量を少なくしてって感じたり、そんな感じで少しだけ気を取られてその後は忘れてしまってます。
最初に気になったころ、phpに手を入れてリビジョンそのものを作らないようにすることも可能だと思い、その方法もググってみたりしました。結局は、php改修は大変そうだし、そこまでやらなくても良いかなって思い放置していました。
追記:2017/8/10
難しい改修をしなくても wp-config.php のみで少し制御できることがわかりました。
■ そもそも保存しない
そもそも保存をしないようにするには、下の一文
define(‘WP_POST_REVISIONS’, false);
を、最下行の require_once(ABSPATH . ‘wp-settings.php’); より前に入れてあげればOKです。
下のように記述すればOKです。
if ( !defined(‘ABSPATH’) )
define(‘ABSPATH’, dirname(__FILE__) . ‘/’);
define(‘WP_POST_REVISIONS’, false);
/** Sets up WordPress vars and included files. */
require_once(ABSPATH . ‘wp-settings.php’);
■ 保存数を制限
作成されるリビジョンの数を制限するには、下の一文
define( ‘WP_POST_REVISIONS’, X );
を、最下行の require_once(ABSPATH . ‘wp-settings.php’); より前に入れてあげれば OK です。
X は数字で保存数を指定します。3 つ分保存ならを 3 指定します。
指定した数だけ保存され、古いものは自動的に削除されていきます。
下のように記述すれば 3 つ分保存されます。
if ( !defined(‘ABSPATH’) )
define(‘ABSPATH’, dirname(__FILE__) . ‘/’);
define(‘WP_POST_REVISIONS’, 3);
/** Sets up WordPress vars and included files. */
require_once(ABSPATH . ‘wp-settings.php’);
このやり方だと、直近 3 つ分しか残りませんが、私個人はプラグインを利用しても細かな制御をしないのでそんなに変わらないかと思います。このやり方でいいかな^^;
とりあえず試しに直近 3 つ分しか残こらないように実行してみますね。
(結果)
いとも簡単にできてしまいました。
プラグインよりお手軽便利です^^
プラグインアンインストールしちゃおうかな^^
そうしますね^^;
–追記終わり
有るとき不意に、プラグイン の存在を思い出し、ググってみました。
リビジョン管理 プラグイン を導入する
で、やっと本題の WordPress リビジョン管理 プラグイン です。
リビジョン管理を全くしないわけでなく、今まで通り自動で作くり、古いリビジョンから消していくという折衷案で、プラグインを導入してしまうのが良いのかと。
サクッと調べてみると下の3つが有名な プラグイン でした。私も一部使ってみました。
Optimize Database after Deleting Revisions
設定英語、リビジョンの保存数を自由に設定できる。
Revision Control
日本語設定、リビジョンの保存数を自由に設定できる。
Better Delete Revision
英語設定、記事の古いリビジョンを一括削除してデータベース容量を減らせる。
個人的に「Optimize Database after Deleting Revisions」と「Revision Control」を別々の二つのサイトで使っていますが、どっちもどっちの感想です。特にこちらが使いやすいとかもなく。
日本語の設定で簡単にできる「Revision Control」の方が楽なような気もしますが、「Optimize Database after Deleting Revisions」の方が細かく設定出来るので良いと思い人もいるかも。
インストール方法 や 管理の仕方 を細かく教えてくれているサイトもあるので、「Optimize Database after Deleting Revisions」と「Revision Control」を検索して好みの方を利用してみてください。
参照先:『WordPress Codex 日本語版 リビジョン管理』
以上、「 WordPress リビジョン管理 」プラグインの紹介でした。